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本の各部分の名称

本の仕様を考えてお楽しみいただくにあたって、各部分の名称や構造を知れば、本づくりはもっと楽しく・もっと奥深くなるはず!
ここではご注文をもっと楽しんでいただけるよう、構造や名称をご紹介します。

本の構造・名称を図解で解説します!

本の構造その1 【表紙1】…表紙(右綴じ)
【表紙2】…表紙の裏
【表紙3】…裏表紙の裏
【表紙4】…裏表紙
【天】…本の上側
【地】…本の下側
【背】…綴じた外側部分
背幅はこちらで確認!
【遊び紙】
表紙と本文の間に差し込む用紙を指します。
選択するだけで注文可能で手軽なオプションですが、装丁をグッと豪華な印象にしてくれます!
ストーリー・キャラクター・時代背景などイメージを豊かに膨らませる用紙を数百種類ご用意しております。
別途オプションとして料金をいただきますので、ページ数には含みません。

【口絵】
本文の前に入れるイラストや写真。
作品のピンナップとして利用したり、ストーリーの導入にフルカラーマンガを差し込むなど作り手・読み手の楽しさが広がります。
弊社では折り込みのロングな口絵や特殊紙など口絵だけでも楽しめる多様なラインナップが揃っております。
遊び紙の後ろに差し込むのが基本仕様ですが有料オプションでご注文の場合は巻末にも差し込み可能です。

本の構造その2 【のど】…本の中側
無線綴じですと開きにくくなるため、少し空けておく必要があります。

【ノンブル】…ページ番号
この番号を基準に本文を印刷します。
必ず付けて頂き、本文の開始は1や3などの奇数としてください。

【小口】…本の外側
文字や絵柄が小口に近いと、断裁時に切れてしまう可能性があります。
最低限3mmほどは空けてデザインを行ってください。
弊社では、真っ白であったりトナーの色が入り混じってしまう小口部分を染めてイベント会場で目を引く装丁とすることが可能です。

本の構造その3 【隠しノンブル】
イラストや写真集など、ノンブルを見せたくない場合【のど】側に小さくノンブルを記載して並び順を正確にするためのもの。
のど側に入り込むため完成時にほぼ見えなくなります。
※塗り足し部分や、トンボ外側でもご入稿可能です。

本の構造その3 【見返し】
洋装本の表紙・本文の接合を補強するため、表紙内側に差し込む2ページ分の用紙を指し、本の耐久力を保持します。
本文側の紙は上記で記載している「遊び紙」といい、表紙の裏に糊付けされる側はきき紙といいます。

【きき紙】
【遊び紙】と対になる表紙裏に糊付けされる部分を指します。 本の補強だけでなく【遊び紙】と併せて作品の雰囲気を読み手に伝えることも可能です。

本の知識を深めよう

装丁に関して、専門用語や各社独自の呼び方などもたくさんあるため、初めて作られる方には敷居が高く感じる部分があるかもしれません。

不明な点がある場合のご質問や各ページの仕様確認などにも用語が不可欠なものとなりますので、ぜひ本の構造や名称を覚えてみてください。