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データとのズレ

印刷物を作成するにあたって【出力する際、断裁する際、加工する際】それぞれに若干のズレが生じます。
加工が増えるほどズレが生じやすく2mm程度のズレは調整出来ません。
特にしおり・コレクションカードなど仕上りが小さな商品のフチ取りなどのデザインは1mm程度のズレでも大きく目立ってしまいます。

デジタル印刷で発生するズレ

印刷時に用紙に対して若干斜めに印刷されたり印刷途中で用紙の収縮により長さの誤差が1o程度ズレが生じる事があります。
印刷・加工などの工程において塗り足しは非常に重要なものとなります。

社内で調整等行ってはおりますが、色味等も時期にによっては同じ濃度でも変わる事があります。

断裁で発生するズレ

断裁で発生するズレ
断裁機で断裁する際に数百枚を同時に断裁します。
断裁時には誤差が発生するため、マージン(※)の幅が狭いと文字や画像が切れてしまうことがあるため注意が必要です。
印刷時のズレと断裁ズレを考慮して最低でも5〜8o程度、ポストカードやしおりなどの小さいサイズのものは3〜5o程度のマージンを取っておきましょう。

※マージンとは、余白、欄外、周縁、端、余裕、許容範囲などを指します。
少し余裕を持って文字や絵柄を内側に収めておきましょう。

加工で発生するズレ

箔押し・レーザー加工・シルクスクリーン(エナメル加工など)印刷は、加工する際に誤差が生じるため見当がシビアなものには向いていません。
とくに箔押しの下の絵柄をヌキにすると、ズレが生じた際に白が出てしまいます。絵柄をヌキにせず、絵柄の上に箔が乗るように作成してください。
極端に細かい文字や細い線・細かいトーン等はうまく表現できません。

加工で発生するズレ エナメル加工などのシルクスクリーン印刷では背表紙や断ち切り近くに加工を施した場合、製本加工時にインキが割れてしまう可能性があります。
原稿を作成される際は、グロス部分を背表紙や断ち切りからは5o程度離してご作成ください。
シルクスクリーン印刷は面積が広いと、気泡が入る可能性があります。